調教Gメンとして競馬予想界で活躍されている井内利彰さんがJRA-VANで行われたPOGドラフト会議で指名した10頭をご紹介します。調教Gメンだけあって馴致が順調ですでに入厩している馬がズラリなので、即戦力として計算が立ちそうで個人的にはすごく参考になりました。
井内利彰氏のドラフト一覧
1巡目(牡馬1位)
ブラヴァス
父 キングカメハメハ 母 ヴィルシーナ
友道厩舎はアンライバルドを指名してからずっと懇意にしてもらっている。毎年当たりの馬は入厩しているので、今年もどれにするかで悩んだ。初仔は取りたくなかったけど、キンカメらしくすごくムチムチとした馬体で、前向きな性格。すでに入厩も決まっていて順調。中京ぐらいで使われるかもしれない。厩舎もオーナーも期待している1頭
2順目(牡馬2位)
フランクリン
父 ディープインパクト 母 ロベルタ
推す理由は特にない。音無調教師が言うには3番目の仔になって良くなってきているらしい。牧場でしっかり乗り込まれており、秋デビューの予定。
3順目(新種牡馬)
モサ
父 ジャスタウェイ 母 バリーバーン
角田厩舎に入厩予定。調教師が一番期待している馬。芝のマイル以上を使ってみたいと言っていた。
4順目(牡馬3位)
リオンリオン
父 ルーラーシップ 母 アゲヒバリ
松永幹夫厩舎。調教師は馬っぷりが抜けている、なんとかダービーに出したいと話していた。今のところ順調で秋のデビューを予定していて、王道のクラシック路線を歩んでくれそう。
5順目(牡馬4位)
ジャミールフエルテ
父 オルフェーヴル 母 プリティカリーナ
大久保厩舎。ゲート試験も合格している。坂路での追い切りでも53秒の時計を出しており、阪神の1週目のマイル戦を予定(結果1着)。阪神の1週目のマイルを勝ち上がった馬のPOGの活躍率は高く、勝ち上がってくれれば活躍が期待できる。
6順目(牡馬5位)
Baldovinaの2016
父 Iffraaj 母 Baldovina
藤岡健一厩舎。調教師にリリーノーブルみたいじゃなくてもいいのでアンバルみたいな馬を教えてくださいと聞いたら教えてくれた。厩舎ゆかりの血統でワンカラットやジュエラーの母が兄弟。父はイギリスの短距離馬でかなりスピードがある。厩舎も短距離馬の育成がうまいので期待できる。
7順目(牝馬1位)
ビーチサンバ
父 クロフネ 母 フサイチエアデール
友道厩舎の当たりは金子オーナーにある気がする。血統的にマイルまで。秋ぐらいのデビューを予定している。
8順目(牝馬2位)
モズレジーナ
父 ロードカナロア 母 グランプリエンゼル
矢作調教師に聞いたら穴馬的な馬として教えてもらった。初仔は走らなかったが、2番仔のこの馬はすごくいいと言っていた。
9順目(牝馬3位)
オーサムウインド
父 ディープインパクト 母 オーサムフェザー
兄は今の時期はイマイチだったが、この馬は順調に成長していて早めからいけそう。函館でゲート試験を受けて秋にデビュー予定。友道調教師はマイルというよりは、もっと長い距離でも大丈夫だと言っていた。オークスあたりが面白い。
10順目(大穴血統)
ヒラソール
父 マツリダゴッホ 母 ハナイチリン
入厩済み。岩田騎手を背に出した時計は地味だったが手応えがすごそうだった。小倉2歳あたりを勝ちそう。たぶん阪神開催でデビューしてくると思う。